遺品整理
記事30件
法定相続分の計算方法|遺言がないとき、誰がどれだけ相続するか
遺言がない場合、実家や預貯金をどう分けるかの出発点になるのが「法定相続分」です。配偶者の有無、子・親・兄弟姉妹のどの組み合わせかによって割合が変わります。民法900条の規定を、パターン別に整理しました。
遺産分割協議がまとまらないとき|家庭裁判所の調停・審判の流れと費用
実家をどうするか、誰がどれだけ受け取るか——話し合いがまとまらないまま時間だけが過ぎていくことがあります。家庭裁判所の遺産分割調停・審判は、そのときの出口の一つです。申立てできる人・費用・必要書類・流れを、裁判所の公式情報をもとに整理しました。
相続税はいくらから申告が必要?基礎控除の計算方法と「法定相続人の数」の数え方
実家の片付けを始める前に、多くの人が気になるのが「相続税はかかるのか」です。基礎控除額を超えなければ申告は不要ですが、控除額の計算に使う「法定相続人の数」は、相続放棄をした人や養子がいると単純に数えられません。国税庁の情報をもとに整理しました。
仏壇・位牌・お墓は「相続財産」ではない|祭祀財産の承継と処分の考え方
実家の片付けで扱いに困るのが仏壇・位牌・お墓です。これらは民法上「祭祀財産」と呼ばれ、預貯金や不動産のような相続財産とは別のルールで承継されます。相続放棄をしても引き継げる、遺産分割の対象にならない——知っておくと判断が変わる点を整理しました。
賃貸だった実家の明け渡し|原状回復はどこまで借主負担かをガイドラインで確認する
親が賃貸に住んでいた場合、片付けには「明け渡しの期限」という制約が加わります。同時に、原状回復費用としてどこまで請求されるのかも問題になります。国土交通省のガイドラインが示す借主負担・貸主負担の切り分けを踏まえて、急かされたときの判断材料を整理しました。
借金がいくらあるか分からない|相続放棄と単純承認の中間にある「限定承認」
借金があるかもしれないが、実家は残したい。財産のほうが多い可能性もある——このとき相続放棄でも単純承認でもない「限定承認」という選択肢があります。相続で得た財産の範囲でしか債務を負わない仕組みですが、相続人全員でしかできず、手続きも重くなります。
親の銀行口座が凍結された|引き出せなくなる仕組みと、当面の支払いへの対処
銀行が死亡を把握すると、口座は凍結され入出金ができなくなります。葬儀費用や施設費用の支払いが必要でも、相続手続きが終わるまで動かせません。凍結の仕組みと、当面の資金に対応する「預貯金の払戻し制度」を整理しました。
配偶者は1億6,000万円まで相続税がかからない|使い方を誤ると次の相続で損をする
配偶者が相続する財産には大きな軽減措置があり、1億6,000万円か法定相続分相当額のどちらか多い方まで相続税がかかりません。ただし「とりあえず全部母が相続する」という判断が、次の相続で税負担を増やすことがあります。
片付け中に現金・通帳・貴重品が出てきたら|手をつける前に確認すること
実家を片付けていると、タンスや仏壇の引き出しから現金や通帳が出てくることがあります。これらは相続財産に当たり、扱いを誤ると相続放棄ができなくなったり、相続税の申告漏れになったりします。見つけた時点でやるべきこと・やってはいけないことを整理しました。
「実家は長男に全部」と書かれた遺言|遺留分侵害額請求という対抗手段
遺言に「全財産を長男に相続させる」と書かれていた——このとき他の相続人が何も受け取れないわけではありません。兄弟姉妹を除く相続人には遺留分が保障されており、2019年の改正で金銭を請求する権利に整理されました。期限が短いので注意が必要です。
遺産分割協議書は何のために作るのか|書き方の要点と、まとまらない場合の出口
実家を誰が引き継ぐか、預金をどう分けるか。話がまとまったら、その内容を書面にする必要があります。遺産分割協議書がないと登記も預金の解約も進みません。作成の要点と、話し合いがまとまらないときの選択肢を整理しました。
形見分けはどこまでやっていいか|相続放棄・相続税との関係と、揉めないための手順
遺品を親族で分ける形見分けは、気持ちの区切りとして大切な習慣です。一方で、時期や範囲を誤ると相続放棄ができなくなったり、相続税の申告漏れにつながったりします。何を持ち帰ってよくて、何を待つべきかを整理しました。
介護した人・生前に援助を受けた人|寄与分と特別受益で取り分は変わるか
何年も親の介護をした、住宅資金を出してもらった——遺産分割で必ず出てくる不公平感です。民法には寄与分と特別受益という調整の仕組みがあり、2019年からは相続人以外の親族が請求できる制度も加わりました。何が認められ、何が難しいのかを整理しました。
実家で孤独死があった場合|特殊清掃の要否と、売却・賃貸での告知義務
親が一人暮らしの家で亡くなり、発見が遅れた——このとき問題になるのが特殊清掃と、その後の売却・賃貸での告知です。国土交通省のガイドラインでは、自然死は原則告知不要とされる一方、特殊清掃が行われた場合の扱いは変わります。判断の分かれ目を整理しました。
相続人に未成年の子がいる|母が代わりに署名できない理由と特別代理人
夫が亡くなり、相続人は妻と未成年の子。母親が子の分も署名すればいいと思いがちですが、この2人は遺産分割では利益が対立する関係にあり、母が子を代理できません。家庭裁判所で特別代理人を選任する必要があります。
生命保険金は相続財産ではない|相続放棄しても受け取れる理由と、税金の落とし穴
借金があるので相続放棄をしたい。でも生命保険金まで受け取れなくなるのでは——この心配は多くの場合不要です。受取人が指定された死亡保険金は受取人固有の財産であり、相続放棄をしても受け取れます。ただし相続税の非課税枠は使えなくなります。
写真・アルバム・手紙をどうするか|捨てられない物で片付けが止まる時の進め方
家具や家電の処分は決められても、写真とアルバム、手紙、日記の前で手が止まる——遺品整理で最も多い詰まりどころです。判断を先送りにしてよい物と、先に決めておくべきことを分けて、片付けが止まらない進め方を整理しました。
親が亡くなった後の手続き、期限の一覧|7日・3か月・4か月・10か月・3年で区切って考える
親が亡くなった後にやるべき手続きは数が多く、しかもそれぞれ期限が違います。締切のあるものだけを期限順に並べ、どれが取り返しのつくもので、どれが過ぎると困るのかを整理しました。片付けをどの段階で始めるかの判断にも使えます。
相続放棄を考えているなら、遺品整理より先に確認すること|片付けが「単純承認」になる場合
借金があるかもしれない、実家を引き継ぐつもりがない——そう考えている場合、先に遺品を片付けてしまうと相続放棄ができなくなることがあります。民法が定める「法定単純承認」の仕組みと、片付けを始める前に確認しておきたいことを整理しました。
3か月で決められないときの「期間伸長」|相続放棄の期限を延ばす手続き
借金があるかどうか分からない、財産の全体像がつかめない——3か月で相続放棄の判断ができないとき、家庭裁判所に期間の伸長を申し立てるという選択肢があります。何もしないまま期限を迎えるのが最悪の結末なので、この制度の存在は知っておいてください。
「相続放棄した」つもりが放棄になっていない|相続分の放棄・譲渡との違い
「自分はいらないから」と遺産分割協議書に署名して、取り分ゼロで済ませた。これは相続放棄ではありません。後から借金の請求が来たとき、支払う義務が残っている可能性があります。よく混同される3つの手続きを整理しました。
相続人を確定させる戸籍集め|法定相続情報証明制度で手続きが一気に楽になる
相続の手続きは、どこへ行っても「戸籍謄本の束」を求められます。法務局の法定相続情報証明制度を使えば、この束を1枚の証明書に置き換えられます。手数料は無料で、銀行・登記・年金・相続税と使い回せる制度です。
相続人が海外に住んでいる|印鑑証明が取れない場合の署名証明と在留証明
兄が海外赴任中、妹が国際結婚で海外在住——相続人に海外居住者がいると、遺産分割協議書に必要な印鑑証明書や住民票が取れません。代わりになるのが在外公館で発給される署名証明と在留証明です。時間がかかるため、早めの着手が要ります。
相続税が現金で払えない|実家を売らずに済ませる延納と物納
遺産の大半が実家の不動産で、現金がほとんどない——相続税は原則として現金一括納付なので、この状況では納税資金が足りません。分割払いにする延納と、物にそのまま納める物納という制度があります。使うには要件と期限があります。
片付け中に遺言書が出てきたら|開封してはいけない理由と検認の手続き
実家の片付け中に封をされた遺言書が出てきた——このとき絶対にやってはいけないのが、その場での開封です。封印のある遺言書は家庭裁判所で相続人立会いのもと開封するルールがあり、違反には過料の定めもあります。検認の手続きと費用を整理しました。
相続人の一人と連絡が取れない|不在者財産管理人と失踪宣告
何十年も音信不通の兄がいる、住所が分からない従兄弟が相続人になった——遺産分割は相続人全員でしなければ無効なので、一人でも欠けると手続きが止まります。家庭裁判所には、この状況を進めるための制度が用意されています。
遺品整理サービスの契約トラブルに注意|国民生活センターの相談事例から
遺品整理サービスをめぐる契約トラブルは、国民生活センターに年間100件前後の相談が寄せられ続けています。どんなトラブルが起きやすいのか、契約前に何を確認すればよいのかを公式発表資料から整理しました。
遺品整理の費用はなぜ業者ごとに違うのか|見積もりで確認すべき項目
遺品整理の費用は「間取り」だけで決まるわけではありません。同じ間取りでも荷物の量・立地・特殊な作業の有無で金額が大きく変わります。見積もりを比較する前に、確認しておきたい項目を整理しました。
遺品整理士とは?資格の有無だけで業者を選ばない方がいい理由
遺品整理業者の広告でよく見かける「遺品整理士在籍」の表示。安心材料の一つにはなりますが、実はこれは国家資格ではなく民間資格です。何を証明する資格で、業者選びでどう扱えばいいのかを整理しました。
実家の片付け、何から始める?|遺品に手をつける前に確認すべきこと
親が亡くなり実家の片付けを考え始めたとき、最初にやることは「捨てる」ではありません。相続放棄をする可能性が少しでもあるなら、遺品の処分の仕方によっては、その権利を失ってしまうことがあります。